こんにちは!
キキフォトワークスの
メインカメラマン
池田一喜です!
カメラマンのプロフィール
桜と菜の花と奈良公園
今日は快晴の青空のもとで白無垢と色打掛けの和装衣装の前撮りロケーション撮影でした。
新婦さんが選んだ髪型は洋髪、そして撮影場所は菜の花と桜、それと奈良公園と最後に若草山での夕日撮影です。
白無垢と色打掛
新婦さんが選んだ和装衣装は2点、白無垢と赤の色打掛けです。まずは赤の色打掛けから撮影開始です。快晴の青空に赤い色打掛けがとっても鮮やかです。
奈良の桜
3月上旬に出された桜の開花予報は、今年は例年よりも早めに桜が咲くとのことでした。そしてそれを聞いた新婦さんが撮影日を早めたいとの連絡をいただいたのですが・・・
この時期の開花予報が当たることはまずないので、過去の開花の様子、そして、もし本当に早めに開花しても遅咲きの桜での撮影ができること。
そしてソメイヨシノが散った後でも大丈夫なことを説明し、予定通り今日の撮影となりました。
案の定、3月に入ったら真冬のような日が何日も続き、開花が早まるどころか大幅に遅れました。
結局、今日の開花の桜は木によっては3割くらい咲いていますが、まだ蕾のままの木もちらほら。でも、そこまで咲けば撮影には何の問題もありません。たっぷりの桜での撮影ができます。
桜で和装前撮り
そんな開花状況になったので数日前にお客様と相談しました。
というのも奈良公園の桜は花見をするにはいいのですが前撮りの撮影にはあまり向かないんです。
なぜなら奈良公園の桜は樹齢が古く木が大きくて立派です。そうなると桜の花は人の背丈のはるか上です。
そして大きな木と人物と一緒に写そうと思うと、その木から離れるか周りの景色もたくさん入れて撮るかのどちらかになります。
でも、桜の季節の奈良公園は人が一杯なんですね。観光客も多いですが、それよりも同じようにロケーション撮影をしてるカップルがいっぱいです。
木から離れたり景色をいっぱい入れると、当然、周りの人もたくさん写り込んできます。
また、ロケーション撮影してる他の人が良い場所で撮っているため、そこでなかなか撮れないこともよくあります。
特に海外から来た無許可のロケーション撮影のカメラマンは、長時間にわたって同じ場所を占領しています。
なので、桜の季節は撮影しにくい奈良公園以外の場所、観光客も他のロケーション撮影も来ない隠れスポットで撮る事が多いです。
隠れスポット
そして、ちょうど今は奈良公園以外の場所がすごくいいコンデイションになっています。実は奈良公園以外でも桜のいい場所がキキフォトワークスの周辺には5箇所あります。
それぞれ車で2、3分の距離で、しかもどこへ行ってもその場所でしか撮れないような写真が撮れます。
でも、そこを全て回っていると、そこだけで時間が取られてしまい奈良公園での撮影時間が短くなってしまします。
そこで、奈良公園での撮影を多くするのか。それとも奈良公園では最低限の撮影だけにして桜の良い場所をいっぱい回るのか、どちらがいいのか選んでもらう事にしました。
その結果、お客様が選んだのは桜いっぱいコースでした。
前撮りの天気
ただ、悩ましいのは天気です。天気といっても雨の心配ではありません。
今日は1日を通して曇ることも無く青空が広がるはずです。でも、そんな日に限って夕日が撮れない事が多いんですね。
過去の経験上、晴れた日に綺麗な夕日が撮れるのは40パーセントくらいでしょうか。特に朝晩は冷え込んで日中の気温が高くなった日は、気温が下がる日没近くになると低い位置に黒い雲が出て太陽が隠れる事が多いです。
雲がでなくても地表付近にはモヤがかかって、太陽はすりガラスを通して見たような感じになります。太陽の輪郭がくっきりの真っ赤な夕陽って意外と確率が低いんです。
そして、もう一つの悩みが天気が良すぎる事です。桜や菜の花と一緒に人物を前撮りする場合、晴れている日よりも曇りや雨の日の方が綺麗なんですね。
風景を撮るだけなら晴れててもいいんですが、そこに人をいれると事情が変わってきます。
うちのホームページに載せている桜や菜の花の写真は半分くらいは雨の日の撮影、残りもほとんどが曇りの日の撮影です。なので、今日のような快晴の日はちょっと苦労します。
そんな場合、日の出前に撮るか、もしくは日没後を狙う手にでます。でも今日のお客さんは夕陽での撮影希望でした。
今日のスケジュールは最初に菜の花と桜が満開になっている藤原宮跡に行く予定だったのですが、あまりに天気が良すぎるので、急遽、朝からお客さんに電話して上記の事情を説明しました。
駄目かもしれないけど夕陽を狙って若草山に行くか。それとも夕陽をやめて日没後に菜の花と桜の撮影に行くか。
その答えはすぐに来ました。夕陽はやめて日没後に菜の花と桜を撮影するとのことでした。
これは後で知ったのですが、実は新郎さんは以前、大手家電量販店でカメラ販売の担当者だったらしんです。
そして今はカメラメーカーに勤務されています。なのでカメラや写真のことには非常に詳しく、おそらく新郎さんの即断で日没後の撮影が決まったのかもしれません。
ということで、雨の心配がなく1日を通して快晴が予想される状況でも撮影当日の朝から大きくスケジュール変更となりました。
会社が決めたスケジュールに合わせて決まった場所だけを順番に回って作業を消化するような前撮りではなく、季節、場所、天候に合わせて臨機応変に動き回るのが私のスタイルです。
その分、自分で調べて考えて判断しないといけない部分が増えます。でも、そういった色んな事を考えるのは意外と楽しいことなんですよ。
てことで、奈良公園以外の場所でたっぷりと桜の撮影を済ませたのち、奈良公園では浮見堂周辺と鹿とのショットだけを撮りに行きました。
奈良公園での滞在時間はわずか30分。大急ぎで高速に乗って北から南に一気に南下し藤原宮跡に到着です。
菜の花畑へ
藤原宮跡に着くと、夕方の遅い時間てこともあって観光客はほとんど居ません。残ってる人たちもどんどん帰路につきます。おそらく当初の予定通りの時間に来てたらすごい人だったんでしょうね。
で、残っている人はみんな本格的なカメラを持っている人ばかりです。そうなんです!みんさん、同じように日没前後の綺麗な写真を狙ってるんですね。
そして海外からロケーション撮影をしにやってきたドレスでのカップルも2組いましたが広い広い藤原宮跡だとまったく問題ありません。
髪型は洋髪
新婦さんは白無垢も色打掛けも髪型は洋髪のヘアスタイルでした。そして今日の2人も可愛い持ち込みアイテムを沢山持ってきてくれました。
長かった撮影もそろそろ日没をむかえ終了の時間です。ラストは洋髪の上から綿帽子を被せて白無垢の綿帽子姿のショットでした。
藤原宮跡での撮影に約1時間、写真を撮っているお互いの邪魔にならないように配慮しながら撮影を行い、暗さの限界が来たところで今日の撮影も無事に終了しました。
データ付き
基本料金プランで全カットのデータが付いています。撮影枚数もポーズ数もお渡しするデータ枚数にも枚数制限などはありません。
データは高額で別料金なんて事はないので後の支払いを心配すること無く、沢山のカットを撮影する事ができます。
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