写真の撮り方よりも先に学ぶべき大切な事
披露宴やパーティー等とは違う儀式の意義
神前式だけでなくお宮参りや七五三などの記念写真で神社に出張して撮影するカメラマンが増えました。それと同時に知識不足による神社境内におけるマナー違反、目にあまる行為が増え、商業行為として写真撮影するカメラマンの制限や禁止にする神社も増えました。
その流れを受け、最近は神社での撮影マナー講習会が開かれたりしていますが、マナーはあくまでも表面的な形であって、何故それがいけないのか、何故そうすべきなのか、そういった根本的な事を理解していないかぎり、いくら表面的なマナーを学んでも違う形で新たな問題を引き起こしかねません。
それは普段、私たちカメラマンが神道とは何か?神社とは何か?神職とは何をする人たちなのかを理解していない事が原因です。そういった根源的なことを理解する事が一番重要ですが、そこまで詳しく知るには神職の資格を得るための学校に行かないかぎり、一般的に機会がありません。
そこで、神前式において外部カメラマンの撮影を完全禁止とされた岐阜護国神社のアドバイザー、矢橋純一氏を講師に迎え、神前式を理解する事を通じて、神道、神社についての理解を深めるセミナーを開催します。
内容は神前式が中心ですが、その考え方は七五三、お宮参りの撮影においても通じる内容となります。例えば三献の義(三三九度)において、なぜ日本酒なのか、なぜ三回なのか。なぜ盃は大中小の3つなのか。それぞれの盃の意味する事は何なのか。
それらを知る事によって神前式とは何なのか、神様とはなになのか、そして神社とは何のためにあるのかを知る事となります。そこまで踏み込んだ内容のセミナーは、外部カメラマンの撮影を禁止にした当事者が講師になるからこそ聞ける話しであり、他の神社マナー勉強会では知り得なかった深い内容となります。
神社で結婚式を撮影するカメラマン、ビデオカメラマンのみならず、神社での結婚式に携わる全てのブライダル従事者、そして七五三やお宮参りなどの記念写真を神社で撮影する出張カメラマンにとっても、とても学ぶ事が多いセミナーとなります。
日時
2019年1月29日(火)
場所
横浜市開港記念会館9号室
神奈川県横浜市中区本町1−6
045-201-0708
スケジュール
13時00分 受付開始
13時30分 セミナー1
神道と他の宗教の違い
神社の存在意味
神職の役割
鳥居って何
狛犬って何?
祝詞とは?
三献の儀とは?
なぜ盃は大中小と3つ?
玉串って何?
など、詳しい意味を知る事から撮影に生かす事ができます。
15時30分 セミナー2
会議室のレイアウトを変え、新郎新婦役のモデルを使い、結婚式の流れを再現しながら所作、動きの意味や意義、撮影時の注意点を伺います。参加者の中から新郎役、新婦役のモデルを募ります。新郎新婦がすべき正しい動きを再現します。
17時00分 終了
17時30分 懇親会(希望者のみ)
講師の矢橋純一氏も参加されます。単なる飲み会ではなく、過去の懇親会ではセミナーで聞いた基本的な事からさらに踏み込んだより深い話が聞けて、セミナーの第3部、これぞ神道の真髄といった深い話が山盛りでした。また、表立っては質問できないような事も隠し事なくズバズバと答えていただき、懇親会が一番勉強になったとの意見が多かったです。
講師挨拶
矢橋純一氏
岐阜護国神社神前結婚式アドバイザーの矢橋です。岐阜護国神社では5年程前から挙式の持ち込みカメラマンによる撮影を禁止いたしました。これには2つの理由がございます。
1つ目はご神前での作法が全くなっていないカメラマンによる、神様に対して失礼にあたる動きの数々・・・神主さんの我慢の限界を超える残念なカメラマンによる行為が原因です。
2つ目は(私的にはこれが一番大きい理由です)岐阜護国神社では何となく流れに沿ってやらされているような結婚式は行いません。全ての儀式には意味、意義がございます。1週間前を目安に全てのお客様に1時間かけてリハーサルを行い、儀式に託されている想い、立ち振る舞いをご案内いたします。
当日のお二人は、想いを重ね、1つ1つの儀式の意味を噛み締めながら真心込めて結婚式を挙げられます。新郎新婦様は全ての儀式の意味を理解しているのです。ここで問題が生じるのです。
儀式の意義、意味を理解していないカメラマンと理解している新郎新婦。二人が真心込めた大切なシーンを記録していないのです。例えば、夫婦の第一歩とか親族固めの盃に込めた想いを、全く記録していないのです。
どうして私たちの夫婦としての第一歩を撮影していないの?
どうして僕が真心込めて渡した盃のシーンが撮影されてないの?
えっ そんな事も知らないで結婚式の撮影をしていたの!
プロとして失格じゃないの!
結果、お二人とカメラマンの信頼関係が総崩れして取り返しのつかないクレームとなっていたのです。
岐阜護国神社では毎年カメラマンに対して勉強会を行っております。今回は神前結婚式の全ての儀式をご案内させていただき、結婚式に託されている想いをしっかりとご理解いただきます。神前に於けるカメラマンのマナー(心構え)を全てご案内いたします。(理由もご説明いたします)
本来は門外不出の内容も含まれておりますが、新たな家庭の誕生となる大切な結婚式に想いをこめて撮影していただく為に、このセミナーではその想い、意義、意味、理由を全てご案内いたします。
講師プロフィール
岐阜護国神社 せいらん会館アドバイザー
岐阜護国神社 せいらん会館元支配人
映像制作会社 株式会社J-CREW代表取締役
ビデオカメラマンとして高校生の時から結婚式に関わる。その後、ご縁があって落ち込んでいた神社での結婚式の挙式数アップに携わる。その中で「日本人の心の在り方」が神道との信念の元、新郎新婦に積極的に神前式の意義、意図、素晴らしさを伝える事で挙式数を飛躍的に挙げる。従事してた宮司さんの移動に伴い、岐阜護国神社へ移籍し現在に至る。
主催者
キキフォトワークス株式会社
https://2kiki.com/
データ付き
基本料金プランで全カットのデータが付いています。撮影枚数もポーズ数もお渡しするデータ枚数にも枚数制限などはありません。
データは高額で別料金なんて事はないので後の支払いを心配すること無く、沢山のカットを撮影する事ができます。
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