こんにちは！
キキフォトワークスの
メインカメラマン
池田一喜です！
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今日はまもなく結婚式はあげる二人の和装での前撮りを奈良公園でおこないました。

例年なら６月のこの時期の前撮りは、湿気と暑さとの戦いです。おそらく関西地方も間もなく梅雨入りすると思います。

ちょうどそんな時期が１番ムシムシと蒸し暑いです。今日の奈良県は、気温は３０度近くまで上昇して太陽の光の下では汗ばむくらいの陽気でした。

でも日陰に入ると湿気なく涼しいので、吹く風が肌にとても気持ちよかったです。

そんな気候での奈良公園を散策しながらの和装前撮りは、２人でデートしてるかのような穏やかでやかでまったりとした時間の中での撮影でした。

そして、今日はいろんなラッキーが撮影を助けてくれました。

新緑が綺麗なこの季節の撮影では、影が強くできるような晴天よりも曇りや小雨くらいの天気の方が緑がとてもきれいに写ります。

でも今日は朝からずっと雲１つない快晴の青空が広がっていました。

それはそれで綺麗な写真は撮れますので、晴れならではの撮影に専念していました。でも途中から天気がだんだんと怪しくなり始めました。

西の空にできてきた積雲は徐々にその形を崩し広く薄く広がる層雲にとって変わりました。

そしてその層雲は最初は白色だったのですが、だんだんとグレーから黒に近いような色に変り太陽の輪郭も全く見えなくなりました。

そうなると自然が多い奈良公園ではどこを向いても絵になります。

邪魔になるような電柱もビルも看板も電線もなく、自然に覆われた奈良公園では、それこそ取り放題の状態となりました。

ただし残念なことが１つありました。今日は夕日での撮影を予定していたのですが、これだけ厚い層雲が広がると夕日での撮影は望めそうもありません。

そこで急遽、スケジュールを変更してもう少し奈良公園内での撮影を延長するように変えました。

せっかく若草山に登っても夕日で撮影できる可能性が低いのであれば往復する時間がもったいないです。

だめな可能性が高いのであれば、せっかくの曇り空、新緑での撮影をもっと続けることにしました。

積雲であれば雲と雲と雲の隙間から太陽が顔を出すことが多いです。そして雲がいいアクセントになって、とてもドラマチックな写真が撮れる事もあります。

でも層雲だと、なかなかそうはいきません。なので今日の夕日撮影は駄目かと諦めていました。

そして、ふと、西の空を見ると、その層雲がまるでナイフですぱっと切ったかのように切れています。

そして切れている下のほうは雲１つなく徐々にオレンジ色に色づき始めていました。そこでまたまた予定を変更して急いで若草山山頂に向かいました。

そして若草山山頂では期待通りの夕日撮影ができました。

そんな感じで今日は晴れの日の写真、曇った日の写真、そして夕日の撮影と、１日で３つのおいしい撮影ができました。

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