雨の前撮り(2016.6.21)

こんにちは！
キキフォトワークスの
メインカメラマン
池田一喜です！
カメラマンのプロフィール

天気予報は雨

今日は秋に結婚式をする二人の和装での前撮りを色打掛けで奈良公園でのロケーションフォト撮影でした。

昨夜からの激しい雨も撮影に出発する頃には止んで、新緑の中で前撮り撮影するには絶好の天気となりました。

でも、昨日の夕方まではずっと地上天気図とにらめっこして、今日の撮影を決行するのかどうか悩みに悩み続けていました。

今回の高・低気圧、前線の位置や気温などを調べてると、どうやら当日の朝の気象情報と雲の様子を肉眼で観察しないと判断がつかないような気象条件でした。

キキフォトワークスの場合、お客さんと相談の結果、撮影延期や撮影キャンセルも可能です。そんな場合もキャンセル料や日程変更に伴う料金は発生しません。

だって天気は誰の責任でもないですからね。まずは自分なりにじっくりと気象情報を検討しました。

雨の降る理由、風向きと強さ、地形、ここ数日の高気圧と低気圧変化、そして地上天気図と高層天気図を毎日にらめっこ。

昔、冬山登山やパラグライダーで知った気象の知識をフル動員します。そして自分なりの予想を元にをお客さんと相談します。

でも、今日の二人は遠方から来られるため、昨日の夜に仕事が終わってから奈良まで来て、奈良市内でのホテル泊まりの段取りが付いていました。

なので、今日の朝の判断ではなく、昨日の夜、二人が自宅を出発する前に撮影するかどうか決めないといけません。

テレビや新聞、ネットなどの普通の天気予報では今日は激しい雨、突風、落雷なんて言葉がバンバン並んでいます。

でも、自分の予報では、そこまではひどくならず、逆に曇りや時々小雨の新緑の撮影には最高のコンディションになるんじゃないかと予想していました。

でも、なんといっても素人判断ですし断定はできません。あれだけ天気が悪くなると天気予報で注意を呼びかけていたら、自信が持てなくなってきます。

でも、結局は自分の判断の方が正しかったことが多いです。降水確率１００パーセントでも雨にはほとんど影響されずに撮影できたことが何回もあります。

また逆に降水確率４０パーセントでも撮影を延期し、そしたらその日の撮影をしてたであろう時間には激しい暴風雨が襲ってきた事もありました。

なので、最後は勇気を振りしぼって、新婦さんに以下のようなメールを送りました。

『曇り、もしくは小雨といった新緑の時期には最高の天気だと思います。
夕日は全く予想できないので、当日の直前の判断となります。』

そして結果は自分予報がどんぴしゃりに当たりました。夜中から早朝まではバケツをひっくり返したような激しい雨が絶え間なく降り続いていました。

でも、機材の準備が整って出発する頃には雨も止んで、それまで真っ黒な雲が覆っていた空が少し明るくなりました。

雲のようすも険悪な雲ではなくなってきました。そして運転してる途中には、雲の切れ間から青空も見えてきました。

前線が足早に遠ざかった時によく現れる、つかの間の偽の晴れ間です。

これを見て、晴れ間はすぐになくなって、また空一面を雲が覆うことがあっても撮影ができなくなるような雨は降らないと確信できました。

その後は、晴れてるよりも曇ってる時の方がいい、新緑が綺麗な日本庭園と茶室での撮影の時は期待通りの曇りでした。

そして、想定外だったのは、その後の天気の回復が思ったよりも早く、午後からは綺麗な青空が広がりました。

曇りのいい感じの撮影と晴れた時の鮮やかな撮影が１日で２パターンも撮影でき、とてもラッキーでハッピーな今日の二人でした。

今日の撮影は和装です。打掛け衣装は白無垢ではなく色打掛け、そして髪型はカツラではなく洋髪です。

カツラだと撮れないような動きのある写真も洋髪なら問題ありません。

天気予報をそのまま信用していたら、今日は土砂降り、強風の中での和装前撮りになるはずでした。

もちろん、本当にそうなるのだったら、こちらから撮影の延期の提案をします。

でも、今日のように大気が不安定な中での雨予報は、本当に直前でないとわかりません。

結局、絶対に無理だと思ってた夕日もバチッと夕焼けになってくれた前撮りでした。

基本料金プランで全カットのデータが付いています。撮影枚数もポーズ数もお渡しするデータ枚数にも枚数制限などはありません。

データは高額で別料金なんて事はないので後の支払いを心配すること無く、沢山のカットを撮影する事ができます。

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